ジャディアンス25mg30錠
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メーカー / 製造国
Boehringer Ingelheim / Germany
ジャディアンス25mg30錠(Jardiance 25mg)は、ドイツのBoehringer Ingelheim社が製造する2型糖尿病・心不全・慢性腎臓病の治療薬です。有効成分としてエンパグリフロジン25mgを含有する錠剤で、1袋30錠(小分け)です。
エンパグリフロジンはSGLT2阻害薬に分類されます。腎臓では、いったん尿へ濾し出されたブドウ糖のほとんどが尿細管で再吸収され、血液中に戻されます。この再吸収を担う輸送体がSGLT2です。
エンパグリフロジンはSGLT2を阻害してブドウ糖の再吸収を妨げ、余分な糖を尿として体外へ排出します。インスリンの働きを介さずに血糖を下げるため、単独では低血糖を起こしにくく、糖の排出に伴って体重が減る傾向があります。あわせてナトリウムと水分も排出されるため、血圧が下がり、心臓や腎臓の負担が軽くなります。
この心臓・腎臓への保護作用は大規模な臨床試験で確認され、現在では糖尿病のない心不全や慢性腎臓病の患者にも用いられるようになりました。糖尿病治療薬として登場した薬が、心不全と腎臓病の標準治療薬になったという経緯をもつ薬剤です。
本剤は25mg、エンパグリフロジンの最大用量にあたる規格です。通常は10mgから開始します。
効果・効能
2型糖尿病の治療に用いられます。また慢性心不全(左室駆出率が低下した心不全および保たれた心不全の両方)、慢性腎臓病の治療にも用いられます。
糖尿病に対しては血糖と HbA1c を下げ、体重と血圧の低下も期待されます。心不全に対しては心不全による入院や心血管死のリスクを下げ、慢性腎臓病に対しては腎機能の低下速度を抑えることが示されています。
1型糖尿病には原則として用いません。また食事療法・運動療法の代わりになるものではありません。
用法・用量
用法・用量は疾患と状態によって異なります。必ず医師の指示に従って服用してください。
2型糖尿病では、成人は1日1回10mgを朝食前または朝食後に服用します。効果が不十分な場合は1日1回25mgまで増量します。本剤は25mg規格で、最大用量にあたります。はじめて服用される場合は10mg規格からの開始について医師にご相談ください。
心不全・慢性腎臓病では1日1回10mgが標準です。
服用中は水分を十分に摂ってください。尿量が増えるため、脱水になりやすくなります。とくに暑い時期、発熱時、運動時はご注意ください。
発熱・下痢・嘔吐などで食事や水分が摂れないとき(シックデイ)は服用を中止し、医師に連絡してください。脱水とケトアシデーシスのリスクが高まります。
手術を受ける場合は、手術の3日前から服用を中止する必要があります。予定がある場合は必ず医師に申告してください。
使用上の注意
▽以下の方は服用しないでください。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方/重症ケトーシス、糖尿病性昏睡・前昏睡の方/重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある方
▽服用にあたって注意が必要な方
腎機能障害のある方/高齢の方/脱水を起こしやすい方(利尿薬併用、食事量が少ない、高齢)/尿路感染・性器感染を繰り返す方/他の血糖降下薬(SU薬、インスリン)を併用中の方/低炭水化物食を実施している方/妊娠中または妊娠している可能性のある方、授乳中の方
▽正常血糖ケトアシドーシスについて
SGLT2阻害薬では、血糖値がそれほど高くないのにケトアシドーシスが起こることがあります。通常のケトアシドーシスは高血糖を伴うため、血糖値だけを見ていると見逃されやすい点が特徴です。
吐き気・嘔吐が続く、腹痛、強い疲労感、息が深く速くなる、息が甘酸っぱいにおいがする、意識がはっきりしないといった症状があらわれた場合は、血糖値が正常でもただちに服用を中止して医療機関を受診してください。
極端な糖質制限、絶食、過度の飲酒、インスリンの減量、手術、感染症がリスクを高めます。
▽性器・尿路の感染について
尿に糖が出るため、性器や尿路の感染が起こりやすくなります。排尿時の痛み、頻尿、外陰部のかゆみやおりものの変化があらわれた場合は受診してください。まれに会陰部の壊死性筋炎(フルニエ壊疽)という重篤な感染が報告されています。性器や肛門周囲の強い痛み・赤み・腫れ・発熱があらわれた場合は、ただちに救急受診してください。
本剤は必ず医師の指導のもとで使用してください。
副作用
比較的よくみられる副作用として、頻尿・多尿、口渇、性器のカンジダ感染(とくに女性)、尿路感染、便秘、体重減少、脂質値の上昇、めまい、立ちくらみ(脱水や血圧低下による)があります。
重大な副作用として次のものが報告されています。
ケトアシドーシス(正常血糖ケトアシドーシスを含む):前述の症状にご注意ください。
低血糖:本剤単独では起こりにくいものの、SU薬やインスリンとの併用で起こります。
重症の尿路感染・腎盂腎炎・敗血症
会陰部の壊死性筋炎(フルニエ壊疽):まれですが重篤です。
脱水による腎機能の悪化・脳血管障害
皮膚症状:発疹、蕁麻疹、薬剤性過敏症症候群
異常を感じた場合は服用を中止し、ただちに医療機関を受診してください。
成分・分析
Empagliflozin 25mg
1錠中 エンパグリフロジン 25mg
※シートのみの小分け発送となります(1袋30錠)。